適応障害で休職したことの報告 vol.9
こんにちは、紫音(しおん)です。
前回のお話はこちらから。
映像制作プロジェクトに参加すると言ってしまったものの、
不安を抱えながら過ごしていたある時、先生から個人的に1通の連絡が入ります。
何と、プロジェクト内選抜メンバーへのお誘いでした・・・!
元々この映像制作は、各ジャンルの曲を、
プロのダンサーやインストラクター、選抜メンバーといったメインの皆さんが踊り、
最後にメインメンバー+エキストラの私たちを含めた全員で踊る構成で、
約10曲からなる豪華な仕上がりです。
選抜メンバーの皆さんは先輩たちばかりですが、急遽演目を増やすこととなり、
エキストラメンバーの中から5人だけ特別に選ばれたとのこと・・・!
普段なら素直に喜べたでしょう。
とても光栄ですし、せっかく頂いた貴重な機会、ぜひ挑戦させて頂きたい。
体調不良を隠している状態で断る理由がないのも正直なところ。
不安はありますし、足を引っ張ってしまう可能性もあり、即答とはいきません。
主治医に相談した所、意外な一言が。
「いつでも辞退できる逃げ道を作っておいて下さい」
引き受けた以上は責任を持ってプロジェクトを全うするべく、
今の私にできるかどうかの判断をしてもらいたかったのですが、
主治医は、
「やりたいのであれば引き受ければ良いし、
できないと思ったらすぐに辞めればいい。そのくらいの気持ちでいて下さい。」と。
これは私にとって衝撃で、そんなに無責任で良いのだろうかと思いました。
主治医から見ると、治療の観点ではあくまで体力作りの一環であり、
たまたま趣味がダンスで、楽しく続けられるのであれば継続して良く、
ストレスになるのであれば、他の運動手段に変えれば良いだけの話。
自分の気持ちを大切に、自分軸で判断することをここでも学ぶことになりました。
次へ続きます。