適応障害と血液検査 vol.7
こんにちは、紫音(しおん)です。
前回のお話はこちらから。
ドキドキしながら、いよいよ内分泌科の診察に向かうと
通されたのはお洒落な部屋で、品の良いグレーヘアの女性医師が迎えてくれました。
自己紹介と共に適応障害で通院していること、
心療内科での血液検査結果を見せた時に婦人科医にこちらを紹介されたこと、
10年前から定期的に甲状腺ホルモンの検査を行っていたことなどを説明し、
昔の病院の検査結果を見せました。
先生:10年前からずっと甲状腺の数値が低いじゃないですか。
私 :そうですか?
先生:慢性的な甲状腺機能低下症と言えます。何も治療していないの?
私 :確かその時は、妊娠したくなったらまた来てね、って言われました。(2回目…)
先生:○○病院は甲状腺の数値だけを見ているのかもしれませんが、
うちは女性の身体を総合的にケアしています。
心療内科にかかっているのであれば今すぐ治療をした方が良いです。
内分泌科の観点からも力になれることが必ずあります。
私 :・・・(○○病院のこと、良く思ってないのかな)
先生:私は内分泌科専門医で女性診療を担当して20年になります。
信用して治療に取り組んで頂ければと思います。
まずは詳細な検査からしてもよろしいですか?
私 :はい、お願いします。
先生:全く10年も放っておくなんて!女性の身体を何だと思ってるのかしら!怒
ちょっとしたストレスで心が疲れちゃったかな、くらいに捉えていた適応障害。
まさか別の病気が隠れているとは思いませんでしたが、
詳細な検査をしないままでは、心療内科の治療が進まなかったかもしれません。
どうか、身体のSOSを見逃さずに、ちょっとおかしいなと思ったら、
すぐに専門機関に相談してくださいね。
私自身とても驚きましたが、心療内科と内分泌科の症状が似ていることから、
甲状腺ホルモンの治療を行うことで、心療内科の症状緩和に繋がりやすいこと、
休職中で平日治療のために通院しやすいこと、先生の勢いに圧倒されたこともあり、
詳細な血液検査を行い、その日は帰宅しました。
次へ続きます。