every cloud has a silver lining

病気でキャリアを挫折した30代女子が人生再起動中

適応障害と診断されるまで vol.3

こんにちは、紫音(しおん)です。

 

前回までのお話はこちらから。

self-journal.hatenablog.com

 

10日間程で蕁麻疹が治り、私はいつも通りの生活を続けていました。

平日は朝から夜まで働き、土日は趣味に勤しむ、ごく普通の会社員。

仕事終わりにはほぼ毎日1時間のウォーキングを欠かさず、

在宅勤務で怠りがちな体力作りと運動不足解消もバッチリ。

食事も、野菜は350g以上、タンパク質と糖質と…なんて、

栄養バランスを考えて作るほど熱心に取り組んでいました。

 

そう、健康管理には自信があったのです。

 

ところが、ある日、突然の呼吸困難に襲われて夜中に目を覚まします。

真っ暗な部屋の中で1人、息が苦しくて起きたことにもしばらく気づかないまま、

目からは理由もなく涙がボロボロとこぼれ落ち、視界はぼんやり。

手足が少しずつ冷えて痺れていき、まるで体から魂が抜け落ちるような感覚。

 

 

 

「あぁ、過呼吸の発作だ。。。」

 

 

 

過呼吸、正式名称では過換気症候群と言って、

パニック障害の1つで、精神的なストレスや肉体的な過労によって引き起こされるとされ、

息を何回も吸ったり吐いたりしている間にどんどん苦しくなってきます。

普段当たり前にしている呼吸ができなくなる体験は壮絶で、

人によっては眩暈や手足の痺れ、筋肉が硬直する場合もあり、

本人や周囲が命の危険を感じるケースも少なくありません。

 

 

 

私は布団に顔を埋めて、ひたすら発作が落ち着くまで悶えていました。

 

 

 

次へ続きます。