適応障害と服薬治療 vol.10
こんにちは、紫音(しおん)です。
初めましての方、こちらで自己紹介しています。
前回のお話はこちらから。
過呼吸の発作が起きた時のための、お守りとしてソラナックスを処方してもらった日、
もう1つ、お薬に変化がありました。
今まで服用していたレクサプロの増量です。
5mgから始めて、10mg、15mgと少しずつ増やしてきましたが、
服薬にも慣れてきたことと、発作や落ち込みに苦しんでいる様子を見て
主治医が最大量の20mgを提案してくれました。
この頃には薬の増量に大きな抵抗はなく、
早く治るのであれば、楽になるのであればお勧めに従ってみようと思い、
15mg→20mgへ変更した処方箋を書いて頂き帰宅しました。
その日の夜から増量したお薬を飲み始めましたが、翌朝になると頭痛が酷く
痛み止めを飲んで少し落ち着くも、中々スッキリしません。
眠れていないことも原因の1つですが、頭がぼんやりとして重たく、
いつも以上にぼーっとしてしまいます。
この頃になると、少しずつ事務処理もできるようになっていたのですが、
あまり集中できず、ちょっとするとすぐに疲れてしまいました。
1週間を通して調子が悪く、1日中身体がだるくて寝ている日もあり、
気持ちの面でもかなりネガティブになっていたと思います。
人とほとんど話さず1人で過ごしていたこともあり、
頭の中で考えても仕方のないようなことをぐるぐる考えてしまっていました。
翌週、主治医に相談してとりあえずレクサプロは15mgに戻してもらいました。
あーだこーだとぐだぐだ話す私の話に付き合って頂きつつも、
先生曰く、1つ1つ真面目に捉えすぎなようで、
「今は運動と食事管理だけしておけば良いです。」
「薬の量は病状の良し悪しに関係ありません。」
「長期的な視点で捉えて下さい。
例えば1ヶ月単位で経過を見て、良い方向に向かっていることを実感しましょう。」
とのこと、メソメソしながら診察室を後にしました。
この時から現在まで約4ヶ月、薬の量は変更せず、継続して治療しています。
もしかしたら20mgに増量した方が治りが早かったのかもしれませんが、
私にとっては、このゆっくりとしたペースが必要だったのかもしれません。
当時を振り返ってみると、今はかなり安定していて、体力もついてきました。
主治医の言う通り、長期的に見れば改善の方向に向かっていて、
これからもマイペースに、少しずつでも着実に回復していこうと思っています。