適応障害と診断されるまで vol.4
こんにちは、紫音(しおん)です。
前回のお話はこちらから。
過呼吸の発作が起きた翌日は、幸いにも仕事が休みだったので、
たくさん泣いて、たくさん寝て、のんびり過ごしていました。
「何が辛い?」
「何が悲しい?」
「何が苦しい?」
「何が怖い?」
「何が嫌?」
自分の心に1つ1つ問いかけていきます。
でも、そもそも何を感じているのかさえわからなくなっていたようで、
自分の声を聞こうにも、なかなか聞こえてきません。
何か発作の原因となるようなことが、明確でなくてもあるはずなのに、と
頭で考えても、思考がグルグル回転するだけで、心には響かないままでした。
この時、「身体のどこかが悪いのかもしれない」という考え方もありました。
過呼吸の症状にある、動悸や吐き気、手足の痺れなどは他の病気でも起きるでしょう。
ちょうど数日前、年に1回の健康診断を受けたばっかりだったので、
結果が返ってくれば、基本的な不安は取り除けるだろうと思っていました。
つまり、もし異常がなければ、
健康診断ではわからないような身体のトラブルがあるか、心因性か、
はっきり区別ができるということです。
そんな私の思考とは裏腹に、身体はどんどん悲鳴を上げていきます。
蕁麻疹、過呼吸に続く、3つ目のSOSでした。
次へ続きます。