適応障害と血液検査 vol.8
こんにちは、紫音(しおん)です。
前回のお話はこちらから。
1週間後に検査結果がわかり、再び内分泌科を訪れました。
診察室に入り席に座るやいなや、先生が矢継ぎ早に検査結果の説明を始めます。
先生:まず亜鉛が全然足りていません。基準値を大きく下回っています。
私 :亜鉛が足りないとどうなるんですか?
先生:皮膚炎や脱毛、味覚障害などがありますが、貴方の場合は貧血ですね。
鉄も足りていませんね。鉄欠乏性貧血です。
私 :貧血と言われたことはないですが・・・?
先生:貧血と鉄欠乏性貧血は違います。
貧血は赤血球やヘモグロビン不足ですが、鉄欠乏性貧血は鉄不足が原因です。
私 :一応基準値内で2桁ありますが・・・?
先生:1桁になったら入院です!!!!!(怒)
鉄欠乏性貧血という言葉は私も初めて聞きましたが、
立ち眩みや眩暈といった、一般的に知られている症状は実は鉄欠乏性貧血だそうで、
体内のフェリチンと呼ばれる鉄分の不足から来るそうです。
基準値(*)の範囲が広く、6〜180なんて書いてあるので、
てっきり問題ないのかと思っていたら、
欧米では女性の場合最低100以上、妊娠出産までに150以上になるのが理想で、
100を切ると貧血と見做され、妊娠出産の高リスクとされるとのこと。
つまり、私の身体のだるさや朝起きるのが辛いといった症状は、
鉄欠乏性貧血から来ている可能性があるようで、
先生から鉄剤を勧められ、服用することにしました。
大きくて真っ青なカプセルに入った鉄剤は、正直飲むのが戸惑う見た目でしたが、
これも症状改善のため、挑戦してみます。
更に肝心の甲状腺機能についても説明が続きます。
次へ続きます。
(*)基準値は検査機関によるものもあるようですので、目安としてください。