every cloud has a silver lining

病気でキャリアを挫折した30代女子が人生再起動中

適応障害と診断されるまで vol.9

 

こんにちは、紫音(しおん)です。

 

前回のお話はこちらから。

self-journal.hatenablog.com

 

 

藁をも縋る思いで予約した心療内科ですが、行く直前まで本当に怖かったです。

何か自分の非を指摘されるのではないか、私が悪かったんじゃないか、

自分の弱さを曝け出した上で、権威のある人から何か烙印を押されるような、

恐ろしい出来事が待っているように感じていました。

それでも、もう他に選択肢が思いつかない私は、恐る恐るクリニックへ向かいます。

 

 

 

着いた場所はプライバシーが完全に保護されていて、番号で呼ばれる制度でした。

待合室も窓側にパーテーションで区切られた椅子があって

患者さん同士が顔を合わせることなく待つことができます。

ドリンクサーバーもあり、リラックスして過ごせるように工夫された空間でした。

受付の方も親切で、無駄なく丁寧に対応してくださったのを覚えています。

 

 

 

それでも緊張がほぐれることはなく、

自分の症状をまとめて書いたノートと番号札を握りしめて、

待合室のソファーで座っていた時間はとても長く感じました。

実際に待ち時間はあまりなく、スムーズに順番が回ってきたのですが、

気持ちの在り方で、時間の感じ方が変わってくる経験はよくありますよね。

 

 

 

 

自分の話をするのが苦手で、親しくなるまでに時間のかかる私が、

医師とはいえドアの先にいる見知らぬ人に、自分の状況を素直に話せるのか、

警戒心と恐怖心でいっぱいになりながら、いよいよドアを開けて診察室へ入りました。

 

 

 

 

次へ続きます。

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