適応障害で休職したことの報告 vol.10
こんにちは、紫音(しおん)です。
前回のお話はこちらから。
主治医に相談して選抜メンバーへの参加を決めた私。
メンバーだけのリハーサルに出席すると、そこでは2つ目の問題が発生しました。
私たちが選ばれた演目は追加演目のため、他の演目は既に進んでいて
ある程度仕上がっており、この演目だけが遅れてしまっているのです。
その上メンバーはプロでもインストラクターでもない、素人たち。
先生から厳しい指導がありメンバーも疲弊していきました。
メンバーの中には、初めてこの演目に挑戦する者、
他の演目と掛け持ちしている者、実は靭帯を損傷している者まで・・・。
それでも先生からの叱咤激励もあり頭も身体も必死で動かします。
「スタジオ在籍年数ではなく、技術や日頃のレッスンへの向き合い方、
総合的な観点から選んだのよー!選ばれていない人も沢山いるんだからー!」
非常に有難いお言葉を胸に取り組みますが、ここで3つ目の問題が。
何とリハーサル場所が、遠く100km離れた僻地!
朝7時にスタジオに集合して貸切バスに乗り込み、終了予定時刻21時とのこと。
本番は我が家から30分程の場所なのに何故・・・と思いつつ、
元々乗り物酔いしやすい性質で、もはや元気な時でさえ乗り切れるかわかりません。
今の体力では12時間以上の拘束にも耐えられないでしょう。
もはや気力や努力だけでは乗り越えられない壁が立ちはだかっていました。
こうして私は、自分の状況を打ち明ける以外に手段がなくなり、
体調不良を理由に謝罪をしてプロジェクトから抜け、
通常レッスンも休むことになります。
次のシリーズへ続きます。