適応障害と血液検査 vol.10
こんにちは、紫音(しおん)です。
前回のお話はこちらから。
内分泌科医の強力なお勧めを受けて治療を開始することにし、
待合室でお会計を待っている間、
診察室の中に一緒にいた看護師さんがこちらへ向かってきました。
治療方針などわからないことはないか等、丁寧に接してくださり、
あたたかいフォローが身に沁みました。
彼女は全員にしているのかもしれませんが、
わざわざ待合室まで追いかけてきた看護師さんは初めてで、印象に残っています。
医師には、早く社会復帰をして活躍できるように頑張りましょう、
と言われたところだったので、先生に悪気がないことはわかっていながらも、
休職中の私には少し引っかかっていました。
ですが、世間一般で見ればそうだよね、と自分に言い聞かせて、看護師さんにも
「復職できるように頑張ります」と伝えたところ、
思いがけない一言が。
「人生を楽しんでください。応援しています。」
大抵の人が人生の多くの時間を仕事に使っていて、とても大切だけど、
働くことだけが人生の全てではないと言われたようで、
休職中の私には心が軽くなる一言でした。
病気が治って仕事をすることになったら、安心して働ける場所を探したいと思います。
このシリーズはここで終わります。
記事を書いている今現在、休職期間も半年以上となり、まだ働けていません。
いつまで体調不良が続くのか、いつになったら「元気」になるのかわからず、
時に不安になったり、落ち込んだりすることもあります。
ネガティブな方に目を向けてしまうとキリがないですが、
少しずつ回復している事実もあるので、腹を括ってのんびり療養するつもりです。
この体験記が誰かの役に立てていますように。