every cloud has a silver lining

病気でキャリアを挫折した30代女子が人生再起動中

適応障害と血液検査 vol.10

 

こんにちは、紫音(しおん)です。

 

前回のお話はこちらから。

 

self-journal.hatenablog.com

 

 

 

 

内分泌科医の強力なお勧めを受けて治療を開始することにし、

待合室でお会計を待っている間、

診察室の中に一緒にいた看護師さんがこちらへ向かってきました。

治療方針などわからないことはないか等、丁寧に接してくださり、

あたたかいフォローが身に沁みました。

彼女は全員にしているのかもしれませんが、

わざわざ待合室まで追いかけてきた看護師さんは初めてで、印象に残っています。

 

 

 

 

医師には、早く社会復帰をして活躍できるように頑張りましょう、

と言われたところだったので、先生に悪気がないことはわかっていながらも、

休職中の私には少し引っかかっていました。

ですが、世間一般で見ればそうだよね、と自分に言い聞かせて、看護師さんにも

「復職できるように頑張ります」と伝えたところ、

思いがけない一言が。

 

 

 

 

「人生を楽しんでください。応援しています。」

 

 

 

 

大抵の人が人生の多くの時間を仕事に使っていて、とても大切だけど、

働くことだけが人生の全てではないと言われたようで、

休職中の私には心が軽くなる一言でした。

病気が治って仕事をすることになったら、安心して働ける場所を探したいと思います。

 

 

 

 

このシリーズはここで終わります。

記事を書いている今現在、休職期間も半年以上となり、まだ働けていません。

いつまで体調不良が続くのか、いつになったら「元気」になるのかわからず、

時に不安になったり、落ち込んだりすることもあります。

ネガティブな方に目を向けてしまうとキリがないですが、

少しずつ回復している事実もあるので、腹を括ってのんびり療養するつもりです。

この体験記が誰かの役に立てていますように。